「I Wish」収録曲の話

 なにわ男子6thシングル「I Wish」リリースおめでとうございます。なにわ男子は2023年11月12日にデビュー二周年を迎え、今作でシングルも六枚目。私のCD収納ケースもそろそろいっぱいになりそうでうれしい。

 でも私はアイドルヲタクでありながら、アイドルの活動を追うのはとても苦手だ。Twitter(現X)で噂を目にしながらも、いつも最新情報の三つ前ぐらいを追いかけている気がする。ヲタクとしても人間としても、うまく生活するには致命的な体力不足。

 そんな私は、円盤をフラゲしてから開封するのに数週間かかったりする。映像モノなら数ヶ月観ないなんてこともザラにある。シングルやアルバムなら音源だけ先にスマホに取り入れて、外出中に聴き流しているうちにだんだん覚えることが多い。そうすると、表題曲はよく聴くから知ってるけどカップリング曲は意識して聴けてないな、という現象が起きる。私は3rdシングル以降一年間ぐらいそんな感じ。まだなにわ男子がCDデビューしてから二年なのに。ヤバ。

 ということで、ブログを書くことを口実にして、カップリング曲をちゃんと聴き直すことにした。ついでに表題曲の話もちょっとしたい。好きだから。

 対象は、なにわ男子のシングルに収録されている楽曲。最新シングルから順に遡っていこうと思う。いつか全シングル分書ききれたらいいな。と、無謀な目標を掲げておく……。

 こうやって思い返すと、曲数が増えたのを実感する。好きなアイドルがたくさん歌ってくれていることが嬉しい。いつかアルバム収録曲についてもやりたいなあと思っている。その前に私がギブアップするかもしれないけど。

 では!ここからが本編。6thシングル「I Wish」に収録されている6曲についての話。あくまでも私の感想だから、自担贔屓しかしてないよ。

↓レーベル*1公式サイト「I Wish」

目次

I Wish

MV

 道枝さん主演ドラマ、TBS系火曜10時「マイ・セカンド・アオハル」の主題歌。ドラマ自体*2はラブコメだが、この曲は純度100%のラブソングではないところが私は好き。4thシングル「Special Kiss」との差別化を図ったのかも。

 レーベルの公式サイトによると、

青春の煌めきや切なさと、ピュアな願いが込められた1曲。ラブソングでもあり、エールソングでもある、少しノスタルジックでキャッチーなメロディの王道ポップス。

レーベル公式サイトより

らしい。なにわ男子が歌うラブソングの中では、甘口度は低めな方かなと思う。ひたむきに明るい歌もいいけど、こういう歌ではちょっとした趣を感じられてまた良い。リリース時期は秋だし、しっとりめに聴くにはちょうどいい。

 私はアイドルが歌うエールソングのヲタクなので、この曲のエール要素が特に好き。まあ、ラブソングだって嫌いじゃないし、アイドルヲタクとしては恋愛感情なしに聴くけど、恋愛を前提とした歌詞にあまり共感できないタイプの人間だから。もしこの曲が純度100%ラブソングだったら、ドラマ視聴者でない私はあまり積極的には聴かなかったかもな、と思ったりする。

 なにわ男子の歌詞には「君」がよく出てくる。詳しく書くと長くなるので割愛するが、なにわ男子のラブソングで歌われる「君」は「恋人」や「好きな人」を指していて、エールソングで歌われる「君」は「仲間(メンバーなど)」や「聴き手(ファンなど)」を指していることが多いと思っている。たとえば、前者で代表されるのは「初心LOVE」や「Special Kiss」で、後者で代表されるのは「NANIWA'n WAY」「サチアレ」。その二つの要素が混ざった「君」が、この「I Wish」で歌われる「君」のように思う。この絶妙なバランスが私には嬉しかった。聴き手によってさまざまな受け取り方を選択できる歌詞だから、うまく売れば万人ウケするんじゃないかと思う。まあ、悪く言えばパンチがないのかもしれないけど、私はわりと好みな歌詞だった。

 二番の歌詞を初めて聴いたとき、大橋さんが歌っている歌詞が好きすぎて驚いた。YouTubeの公式MVじゃ二番は聴けないから、是非CDを買って聴いてほしい。

変わりたいと誓った日から 物語はまた始まる

I Wish

 めっちゃ好きだなぁ、これ歌う大橋さん。個人的に、とてもグッとくる。変わりたいと思い続けてきて、でもうまく踏み出せない私自身に、ずっとくすぶっているから。歌詞自体も好きだし、この歌詞が自担のパートだという事実が嬉しい。なにわの歌詞割りにおいて、自担である大橋さんが務める歌詞は私好みなことが多くて、大橋担として幸せ。超しあわせ。

 あと、大橋さんの歌声が艶やか。前回リリースした2ndアルバム「POPMALL」では、歌声が掠れているように聴こえて心配していたんだけど、今作ではよりなめらかになってて格段に聴き心地がよくなったよね?もともとハスキーボイスだろうから多少の掠れ声は大橋さんの味として聴いているけど、この夏はちょっとキツそうだった気がしてたから*3

 タイトルである「I Wish」もいいなと思う。願うアイドル。「ダイヤモンドスマイル」を彷彿とさせるのは、私がそれを好きだからだろうか。

Darling 君といれば輝いてる どんな未来でも

その笑顔が この先ずっとありますように

たったひとつ願っている

I Wish forever

Darling forever

I Wish

Oh ダイヤモンド Smile (Shine)

Your ダイヤモンド Smile (Dream)

1秒先はもっともっともっと輝く

愛しちゃって 愛しちゃって

愛しちゃって いいじゃないか More

永遠に煌めけ

ダイヤモンドスマイル

 やはり、ちょっと似ている気がする。全体的に、「ダイヤモンドスマイル」は「君」に対して願い、語りかけているようだけど、「I Wish」は「君」と共にある自分自身との未来を願っている、って感じなのかなあ。厄介ヲタクの私は、「ダイヤモンドスマイル」はラブソングではないというこじつけ解釈を主張しているのだが、この点で考えるとやっぱり「ダイヤモンドスマイル」はエールソング寄りで、「I Wish」はラブソング寄りなのかもしれない。

Join us!

MV

 発売に先駆けてYouTubeでMVが公開されたとき、表題曲の「I Wish」より好きかも……と思った*4

 先ほど、なにわ男子の楽曲における「君」の話をしたが、私はエールソングなどでアイドルが歌う「君」がとても好きだ。先ほどの例でいうと、「仲間(メンバーなど)」や「聴き手(ファンなど)」を当てはめることができる「君」のことである。

 この曲における「君」はまさしくそれだろう。

超接近していく 冒険の世界へ

最先端の向こうへ 君とならいける

さあ、どんな今日にしていこうか?

Join us!

 なにわ男子はいつも、「君」と「一緒に」いることを望んで歌ってくれる。私はそれが好きだからなにわ男子のヲタクをしているようなものだ。歌詞の中に生きる「君」という存在に自分自身を重ね合わせている私は、もしかしたら相当サムいヲタクなのかもしれない。でも、なにわ男子がそう歌ってくれることが私にとってはとても心強い。

 曲調はポップで、歌詞はとてつもなくキャッチー。「超」や「最」などの、一見すると過剰にも思える表現が繰り返される。

 レーベル公式サイトには、

フューチャーポップなサウンドと思わず癖になるメロディライン、明るく前向きな歌詞が印象的な、ポジティブでキュートな1曲。

レーベル公式サイトより

とある。もう、キャッチーな表現を全部詰め込みました!って感じ。私はそういうアイドルソング、だいぶ好き。単純に、いい気分になれるから。

 そう、この曲は聴きやすい。ちゃんと歌詞は覚えられなくても、メロディははっきりと記憶に残る。もしかしたら、何かしらのCMソングに起用される予定だったのかもしれない。そんな根拠のない*5想像をしてしまうぐらい、この歌は耳に残る。流し聴きしているだけで自然と前向きになれる。

 でも、この部分だけは、私としては絶対流し聴きできない。

何もかもが怖くなったり そんな日があったとして

忘れないで欲しいんだよ いつでも隣にいること

Join us!

西畑さんと大橋さんが歌うCメロは、どの歌でも説得力がある。このCメロはYouTubeの公式MVでも聴けるので是非聴いてほしい。

 正直、この曲の大半の歌詞に深く共感することは私には難しい。それぐらい、誰でも気分よく口ずさめる歌。楽しそうに歌って踊るアイドルを見れて嬉しいな、の歌。大橋さんがセンターで踊るところをまた見れてよかったな、の歌。二番のサビまでは。

 だって、Cメロでこんなことを歌われたら私は困ってしまう。アイドルが歌う「君」の存在をお守りにしている私にとって、「Join us!」のこの歌詞は大好物に決まっている。大橋さんが「いつでも隣にいること」を「忘れないで欲しいんだよ」と歌っている。それがどれほど心強いことか。

 この歌を聴いた私の感想としては、またお守りをいただいてしまったなぁ……というのが一番しっくりきた。

 

Snowy Love

 通常盤に収録されている曲。昨年冬にリリースされた3rdシングル「ハッピーサプライズ」以来のウィンターラブソング。

 「ハッピーサプライズ」のときは季節縛りでシングルを制作したのか、収録された全曲が冬ソング。なおかつ6曲中5曲がラブソングという、なにわ男子の中でも特にコンセプトの色が強く反映されているシングルだった。

 この「Snowy Love」もウィンターラブソングという点では、「ハッピーサプライズ」の収録曲たちと色がよく似ている。だが、この曲において他とは違う大きな点は「曲中で初めて恋心を自覚する」ところだ。

キミに見つめられるたび まるで初めてのときめき

これが恋ならば The snowy love is true

Snowy Love

今は始まってもいないけど

これが恋ならば On, make my wish come true

Snowy Love

 この曲では一番でも二番でも「これが恋ならば」と歌っている。あくまで仮定しているだけで、この歌詞の中を生きる主人公はこれを恋だと確定させていない。

 ラブソングを特別好きではない私でも、この曲はラブソングとして好きだなと思った。私は自分の感情を捉えるのが不得意で、とりわけ恋愛感情については、抱いていること自体をなかなか認めたがらない自分がいることをよく知っている。これは恋ではない、と思い込んでしまうほうが楽だから。

 その点で、この曲の歌詞にはとても好感を抱く。これが恋ならば、と仮定して、日常を、相手を見つめることで、自分の感情を確かにさせていく。

誕生日 忘れないようにメモしたけど

もしプレゼントなんて

渡したらどんな顔するかな…

Snowy Love

 Cメロの恭平くんと大橋さんのパート。ふたりの歌声がとにかく歌声が優しくてあったかい。困った笑顔で、眉毛をハの字にして歌ってくれないかな。そうだ、なにわ男子、冬コンしない?毎年増えてゆくウィンターソングたちに、活躍できる場を用意してあげて……。

もっとずっとそばにいたい

これが恋なんだね The snowy love is true

粉雪に誓うよ The snowy love is true

Snowy Love

 そして最後、ラスサビで「これが恋なんだね」と歌い、恋心を自覚する。この曲はそれ以外について、たとえばキスとか、そういうことは歌詞に描かれていない。手も繋いでないし、帰り際に腕を掴むこともできてない。誕生日プレゼントを渡すことさえためらっている。かわいい。

 私にとってはこれぐらいのラブソングがちょうどいい。甘々じゃないほうが個人的に好み。この曲は初心LOVEの冬ver.みたいな感じかな。いや、もしかしたら初心LOVEより初心かも……*6

F.L.E.X.

 こちらも通常盤に収録されている曲。絶対ライブでパフォーマンス映えする曲。大人っぽくてカッコいいから必ず次のツアーでセトリ入りしてほしい。お願い。

Come on, feel it, get a base

Are you ready? 3,2,1

F.L.E.X.

 この歌い出しのラップ、最初聴いたときは誰だかわからなかった。多分、長尾くんかな。めちゃくちゃイイ。初っ端からウィスパーボイスで誘われる感じ、ゾクゾクする。「Are you ready?」からのカウントダウン、絶対盛り上がる。メンステの巨大モニターに顔をアップにして映してほしい。ちなみにこの歌詞はラスサビ前にも出てくる。多分西畑くんのパート。「2 faced」を思い出す。センターで抜群の存在感を醸し出す西畑くん、見たすぎる。まだ誰がこの曲のセンターなのか知らないけど。

 メロディは流星くんのパートから始まるんだけど、それがまたいい。流星くんはこういうカッコいい曲がとても似合う。つい顔の可愛さに意識を持っていかれがちだけど、流星くんって超カッコいいんだよね*7

 流星くんの次は西畑さんのパートなんだけど、歌詞でいう「胸のザワメキ」の「ザ」のA♭の音を裏声で出してるのが大人っぽくてセクシーで好き。その一音でグッと惹き付けられる感覚。

 この曲は大半のラップパートが丈くんと長尾くんに割り振られているらしい。長尾くんがラップ担当するの初じゃないっけ?どんどん大人な表情が増えていく末っ子の長尾くん。他のメンバーもまた然り。今までにない歌声がたくさん聴こえてくるから全然聴き分けられない。ムズ!

 丈くんのラップは「NANIWA'n WAY」で聴いたときから好き。ライブで積極的に会場の空気を作っていく丈くんにぴったりで。ちなみに私は丈くんはライブで化けるタイプのアイドルだと思っている。あんなオモシロお兄さんの顔しといて。

 これは余談だが、丈くんのラップパートの入りの「Ey, ey, ey」が想定外の歌い方で私は一瞬びっくりした。最近はSixTONES田中樹さんのラップをよく聴いていたもんだから……Ayy……。*8

 話を戻す。道枝さんの「磨く Day and night」の「が」の歌い方が好き。ちょっと顔しかめて歌ってくれないかな。あと最近よく思うけど、道枝さんって声がステキ。

 大橋さんのパートの歌詞はもう最高。

さあその目で Watch out

そう今すぐ Check しな

共にゆこうぜ Change the world

F.L.E.X.

「Check しな」の「~しな」が大橋さんっぽいなと思うんだけど、私だけだろうか。気のせいかな。それはともかく、「共にゆこうぜ Change the world」は大橋さんに歌ってほしい歌詞No.1だろう!?世界を変える大橋さん。のびやかな歌声。最後にちょっとだけ音程が下がっていく瞬間が超好き。

 サビの恭平くんのパート、「Don't stop moving, moving F.L.E.X.」の「Don't」のCの音の裏声が好き。そのあとの「F.L.E.X.」の「F.」のAの音は地声で強く出るところがまた好き。カッコいい。

Yeah! What an amazing!

Yeah! What an amazing!

Check it out

F.L.E.X.

 この歌詞は一番のサビ前とラスサビ前で2回出てくる。二番のサビ前だけは「Check it out」が単独で出てくる。それがとってもカッコいいのでぜひ聴いてほしい。ザ・アイドルの見せ場だから。何度も言うけど、絶対ライブでセトリに入れてほしい。会場中のヲタクがこのセリフでギャー!ってなる瞬間を目撃したい。

見せつける Fresh! Fresh! Fresh!

F.L.E.X.

 大橋さんのパート。「見せつける」ってめっちゃアイドルらしい歌詞。相手には見るつもりがあるのかないのか知らないけど、「見せつける」。この歌詞、二番の流星くんのパートでは「魅せてやる」になってて、より強いエネルギーを感じる。やっぱり一曲を通して流星くんがカッコいい。

今日もUp and down

キメるLeft or right

どの瞬間もMake us stronger

F.L.E.X.

全力でカッコつけろ 近づく Get your dream

F.L.E.X.

 どちらも大橋さんのパート。「キメる」とか「全力でカッコつけ」るとか、アイドルヲタクの私が喜ぶような言葉が多い。この曲のタイトル「F.L.E.X.」にある「flex」という単語は、「自慢する、見せびらかす」という意味のスラングとして使われることがあるらしい。となると、思っていた以上にこの曲はアイドルソングだ。強気な歌詞から滲むアイドルっぽさがたまらなく好き。絶対次のツアーでやってね。

ただいま

 初回盤1に収録されている曲。生活に一番根差しそうな曲。この曲はさっきとは反対に、ライブで披露してくれなくてもいいかも。それぐらい「日常生活」にフォーカスを当てた曲。いや、ライブで披露してくれるならそりゃ喜んで見るけど。

 まず歌い出しがキャッチーでかわいい。

Step! Step! Step! I'm going home!

Step! Step! Step! I'm going home!

ただいま

明日から帰宅途中に口ずさんじゃうかも。帰宅するときって疲れてるけど解放感は抜群だから、この歌があれば私、きっとルンルン気分になれる。

 この曲はソロパートがない。珍しいよね?その分、複数人での歌声の賑やかさであたたかい気持ちになる。昨年の冬は毎日帰りの電車で「ハッピーサプライズ」を聴いていた記憶があるので、今年の冬の帰り道のお供はこの曲にする。こうやってアイドルと、アイドルが歌う歌と、季節を共にできることって、とても幸せだなあと思う。

フワフワの心に戻れるよ We'll be fine

ただいま

 この歌詞は優しい。特に「戻れるよ」のところ、本当に優しい。生きてると、気づかないうちにトゲトゲの心になってしまうことがある。でも、誰だってもとは「フワフワの心」を持っているのかも。私も、外でどんなに嫌な思いをした日だって、家に帰れば「フワフワの心に戻れる」のかも。この曲は、そんな希望を思い出させてくれる。

なんだかんだ 忙しい日々の中で

いつもそばに大切な人がいる

そうさ世界は 煌めく愛に満ちてる

ただいま

 私が思う、ザ・なにわ男子な歌詞。「Poppin' Hoppin' Lovin'」っぽさも感じる。私の好きな系統。なにわ男子がそう歌うのなら、この世界も案外悪くないのかもな……なんて、単純なヲタクである私にはそう思えてきてしまう。でもこのパート、思ってた五倍ぐらい早口だった。最初びっくりして笑っちゃった。ここは歌うの大変そうだからライブで見たいかも*9

Have a blast

 初回盤2に収録されている曲。曲調も歌詞も、アニメのエンディング主題歌っぽさを感じた。なぜかわからないけど聴きなじみがあるような、どこか懐かしさを感じる曲。お祭り感あるけどテンポはわりと遅めで。ライブで披露するならアンコール曲かなぁ。それかトロッコ曲。

 タイトルの「Have a blast」は、「すごく楽しむ、楽しい時間を過ごす」という意味のスラングとして使われるらしい。たぶん、「今日のパーティーめっちゃ楽しすぎ~!」みたいなニュアンス。そこから考えると、お祭りイメージはあながち間違ってないのか。

デカく描いた夢を 今日も語り合おう

Have a blast

 超イイ。傍からしたら無謀に見えるような夢を思い描くアイドル、私は大好き。だから大橋担やってるのかもしれない*10

Eeny, meeny, miny

もう止まらない Let's groove and bounce!!

Have a blast

 これも余談だけど、この歌詞を初めて見たとき、SixTONESの「PARTY PEOPLE」の歌詞を思い出した。田中樹さんの「勿体ぶってないで、もう 僕のこと選んでよ So Eeny, Meeny, Miny, Moe」のラップパート。この「Eeny, Meeny, Miny, Moe」というのは「どれにしようかな♪」の意味のスラングらしい。となると、SixTONESの「PARTY PEOPLE」では「そこの君、もう早く僕のことを選んでよ、どれにしようかな♪ってさ」みたいな感じなのかな。

 さすがになにわ男子が歌うこの曲では、同じ状況で使われてはいなかった。前後の歌詞から推測するに、「バカ騒ぎ!何をしようと自由だ!どれにしようかな(=何をしようかな)♪さあ、踊って盛り上がろう!」みたいな感じなのか。同じスラングでも状況によって全然違う意味になるんだな……。

 どうでもいい方向に話がそれた。

Sing along!!

U and I 手を繋いで

Have a blast

Have a blast!

光れ!走れ!キミと!!

Have a blast

 このふたつは「君」の観点で好きな歌詞。ひとつめはあえてカジュアルな表現の「U」が使われているところが嬉しい。ふたつめは「キミ」のカタカナ表記が面白い。文字に起こされた歌詞では「君」「きみ」「キミ」という表記揺れが起きるので興味深いなと思っている。どれも好きで一番なんて選べないけど。

 なんだかんだ言って結局、歌詞が好み。「光れ!走れ!キミと!!」って歌うなにわ男子が想像できちゃう。ヲタクだから余裕で脳内再生できる。でも現実でも見たい。トロッコなんて使わず、花道とか外周とか思いっきり走ってほしいよ。そのままラスサビでセンステあたりまで来て、大きなステージに7人全員ぎゅっと集まってほしい。アンコールのラストで歌って締めて、そのまま「ありがと~!!」って言いながら捌けていくのもアリかも。次のツアーのセトリにどう?

 

編集後記

 な、長かった。一万字を超えてしまった。気合入れて書きすぎた。このボリューム全シングル分書くのは私には無理かもしれない。熱いハートはあるのに、体力が恐ろしく足りない。

 この6thシングルの収録曲は、個人的に好みの楽曲ばかりで嬉しい。この中で一番好きな曲は?って聞かれても選べないぐらい。好きな歌を好きなアイドルが歌ってくれるって幸せなことだなあ。

 とはいえ、カップリング曲はファンの間でもなかなか浸透しない傾向にある。特に、なにわのファンは全形態買う人が少ないんじゃないか、と私は勝手に思っている*11

 今年の夏のツアー「POPMALL」では、当時最新だった3rd&4thシングルのカップリング曲のうち、MVが制作されてない曲はひとつもセトリ入りしていなかった。どうしようもないことなのかもしれないが、カップリング曲たちが、いわゆる「捨て曲」みたいな扱いになってしまうのは悔しい。

 カップリングには、色とりどりの楽曲がある。表題曲はタイアップやイメージの関係で、楽曲を決める際に多少の縛りがあるのだろう。対してカップリング曲は、それらからある程度自由になれるところにメリットがあり、新たに挑戦できる場としてうまく使えば重宝するのではないかと思っている。収録楽曲を選ぶ際、なにわ男子メンバーがその決定にどれほど関与しているのかは知らないけれど。

 私たちファンがカップリング曲を積極的に聴いて支持すれば、もしかしたらファンダム内でのカップリング曲の立ち位置は上がるかもしれない。ファン人気が運営側に伝われば、その曲をパフォーマンスする機会をどこかで作ってくれるかもしれない。いちファンに大きな影響力はないけれど、そういう小さな積み重ねが、ファンダムやグループ全体の空気を作っていくのだろう。私はこの冬たくさん聴くよ!

*1:もうJ Stormとは呼べない。早く変更するなり何なり対応してくれ

*2:私は全話観れてないので詳細なストーリーは知らないが……

*3:「ねぇ」の二番でセリフ叫ぶパートとか……

*4:当時はまだ「I Wish」を純度100%ラブソングだと思い込んでいた。今はどちらとも好きよ!

*5:マジで根拠ゼロだからね

*6:そんなことある?

*7:誰もが知っている事実

*8:どっちが良いとか悪いとかいう話ではない。ふたりとも好きだし、どちらのラップも癖になる。あとメンカラ青。同学年。名前の頭文字がJ

*9:鬼畜ヲタク?

*10:日本中、世界中、宇宙中……

*11:全体の売り上げも落ちているし